バイトルが生成AI技術を活用した「闇バイトチェックAI」を開始
2024.01.10
「バイトル」などの求人情報を運営するディップが1月10日、生成AI技術を活用した新たな取り組みとして「闇バイトチェックAI」を開始したことを発表した。
「バイトル」をはじめとする同社が運営する求人情報サイトでは、信頼性かつ透明性の高い健全な求人情報の維持管理するため、毎月「闇バイト」の目視審査を実施しており、今後も審査に注力していく必要があると考えているという。
そこで、同社はディップ技術研究所で開発している生成AIや自然言語処理技術を活用し、効率的な検知ツール「闇バイトチェックAI」を開発し、活用を開始した。
インターネットやSNS上で公開されている事例データを用いた少数データ学習により、高い精度での即時対応が可能となっており、本業務にあたり、目視審査に比較して80%程度の時間削減ができる見込みとのことだ。
ただ、今のAI技術では文章に特徴が現れる顕在的なものの検知に限られてしまうのが現状でもあるため、潜在的な闇バイト検知に対しては「バイトル」などのサイト上でユーザーから申告を受ける「闇バイト相談窓口」を1月中に設置することで対応していくという。
ユーザーからの申告とAI活用により不審な求人情報と思われるものについては、営業担当を通じ掲載企業への確認を行い、高い精度で闇バイトの検知に努めていく方針だ。
同社運営のメディアサイト「BOMS」では、特殊詐欺への正しい知識を広げるための解説記事も掲載しているので、気になる方は読んでみてほしい。
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