JetB、AI利用動向調査結果発表 – ChatGPT利用者は3.6%、危機感1%に留まる
2024.03.05
JetB株式会社は、500名の社会人を対象に実施したAI利用動向調査の結果をまとめたレポートを発表した。調査項目は、ChatGPTなどの生成AI利用動向からAIに対する危機意識まで多岐にわたる。
JetB株式会社調査によると、ChatGPTの認知率は77.6%、継続利用率は3.6%である。野村総合研究所による前回の調査から認知率は16.3ポイント上昇しているが、利用率はほとんど変化していない。
その他AIツールの利用率は12.1%、継続利用率は4.2%である。ChatGPT単体よりもやや高い数字であり、その要因として、ChatGPTの利用にはアカウント登録が必要な一方で、その他AIツールの中には登録不要で気軽に使えるものも多いことが考察される。
AIに仕事を奪われると感じる人は1%
「AIに仕事を奪われる」などの危機意識に焦点を当てた調査では、AIを仕事で使ったことがないと回答した人が75.8%であり、「AIに仕事を奪われる」と感じる危機意識は1%にとどまる結果が得られた。
調査全体を通して、AIを日常的に継続利用している人の割合は3.6〜4.2%であり、その中でも危機意識を持つ方は1%に過ぎないことが示された。SNS上での議論が一部に偏り、一般の人の意識には浸透していない状況が浮かび上がる。
JetB株式会社は「うちのAI」をリリース
JetB株式会社は、AIを活用して課題解決に取り組む企業として、「うちのAI」をリリースした。このサービスは、ChatGPTを独自データで訓練し、24時間365日働くAI社員としてWebサイトに実装できるものであり、自社の固有情報に基づいた回答を生成できる特長を備えている。
■調査概要
調査主体:JetB株式会社
調査対象:全国の23歳以上の就業者500名
調査期間:2024年2月1日~2月10日
調査方法:インターネット調査