ChatGPT台頭から約1年、フリーランスの約4割が「生成AI」を日常業務で活用

ランサーズは11月29日、ランサーズに登録するフリーランス778人を対象に実施した「生成AI活用の実態調査」の結果を発表した。

自身の業務における生成AIの使用状況に関しての質問では、「業務で使用している」は約4割、約3割が「使用していないが、使用を検討している」と回答した。すでに使用している人・使用を検討している人を合わせると半数以上が活用に前向きであることがうかがえる結果となった。

続いて、業務における生成AIの使用状況を年代別でみると、各年代で約25%～35%の使用率となっており、年代別での使用率に大差はないものの、ビジネス現場において前線にいる30代～50代の使用率がやや高いということがわかった。

さらに、業務において生成AIを使用している人が最も使用している生成AIの種類に関しての質問では、「言語生成」が88.2%と圧倒的に多く、次いで「画像生成」が7.7％となり、すでに業務内で使用している人の約9割がChatGPTをはじめとする言語生成ツールを使用していることがわかった。

また、検討している生成AIの種類としても、「言語生成」が最も多く70.3%、次いで「画像生成」18.2%、「コード生成」4.8%となっている。

生成AIを使用している業務のカテゴリー上位3つとしては、「ライティング・翻訳」が最も多く58.5%、次いで「プログラミング・システム開発」が25.8％、「ビジネス・コーポレート」が20.9％となった。

また、生成AIを業務に活用する上で感じている課題については、「回答の正確性・信頼性」「使用方法の難しさ」「セキュリティ面」「著作権等の権利問題」といった声が多く寄せられた。これら以外にも、「導入にかかるコスト」や「種類が多くどれを使ったらよいのか分からない」なども課題として挙がっている。